2025年11月21日

四国交通株式会社

 当社路線バスにおいて使用している1両が、車検が切れた状態で運行をしていたことが判明しました。
また、今回の事案を受け、全車両の調査を進めたところ、当該車両のほか、12両においては1年以内
に法定3ヶ月点検が未実施の期間があり、さらに5両においては2年以内に未実施の期間があったことも
判明しました。
 当社は「安全・安心・快適」をモットーとして掲げておりますところ、このような事態を発生させ
ましたことを深くお詫び申し上げます。
 当社として、今回の事案を厳粛に受け止め、再発防止に努めるとともに法令遵守の徹底を図ってまい
ります。

1.本社営業所所管車両についての概要

(1)運行路線
   西祖谷線・東祖谷線
(2)車検切れの車両数
   1両
(3)車検満了日および車検切れでの運行日
   ①車検満了日
   2025年11月12日(水)
   ②車検切れでの運行日(1日)
   2025年11月13日(木)
   時間帯は8時11分~17時29分
(4)法定3ヶ月点検未実施車両(17両)
   ①1年以内12両
   ②2年以内5両
   ③1~2年重複3両

2.発生原因について
 法定点検の入庫管理業務が属人化しており、管理体制上のチェック機能が不足していたため、
 管理担当者の業務負荷やミスが事案に直結したことが原因であります。

3.再発防止策について
 この度の事案に対して、以下のとおり再発防止策を実施いたします。

(1)法定点検の有効期限確認作業を、依頼・入庫手続きを行う者と別に定め属人化を
   解消します。
(2)法定点検の有効期限確認作業の結果を定期化し、作業期間を定め、期間内に安全統括
   管理者への報告を義務付けることで、法定点検の有効期限を複数の目でチェックする
   体制を構築します。
(3)整備管理者を含め、法定点検の重要性と期日の定めなど確認手順、車両整備基準等の
   再教育をいたします。
(4)車両管理に関するアラート機能を持つ電子システムを導入し、ハード面での対策を
   いたします。

以上